-作文

作文ってすんごいむずかしい。
歳をとればとるほど、作文って書けなくなると思う。
なぜって、大人はまとまった形の文章を書こうとすると、
どうしても「論文」になってしまうから。
大学生以降になると特にそう。
仕方ないけどね。普段はそうした文章を求められるから、
そうした癖がついてしまうのは。
論文は、型にはまってないとだめ。
逆に作文は、型にはまるとだめ。
でも、だらだらと書くのもだめ。
ある程度の流れや起承転結をふまえつつ、型にはまらない、独創的で表現豊かな文を書きましょう。
なんて簡単に言われても、そんな簡単にできることなんかじゃありません。


その点、小学生って、純粋に「作文」が書ける年頃だと思う。
そりゃ文章の正しさや語彙力はないし、構成はめちゃくちゃ。
でも、大人みたいに、変な理屈とか論理ぬきで、
自分の見たもの・感じたことを一生懸命自分の言葉で書こうとする。
超ストレート。
それこそ、本来の「作文」なんだけれども。


作文って、実は論文とは全く違うものなのに、
日本の教育で、作文の位置づけって低くないか?
まるで、論文を書くための単なる下積み、としてしかみなされてない。
型にはまった文章ばっかり書かされてたら、
そりゃー嫌でも頭かちんこちんになるわよ。


教育基本法改正だとかなんとかしらないけど、
そーいう観点からも教育を見直していただきたいものですね。